老人保健施設を利用される方は、介護者の支援を受けながら在宅復帰を目指してリハビリを頑張る方や避寒・避暑目的にて一時的に入所される方など目的は様々ですが、基本的には家族と離れて1人で入所される方が殆どで孤独感を感じ、ホームシックになる方も中にはいらっしゃいます。
施設生活を送る上で、職員が本人の思いに寄り添うことで、その方が笑顔になる場面や職員だけでなく、利用者さん同士で仲良くなって、会話が弾む場面に出会えることがあります。
1人じゃない、誰かが傍にいてくれる。いつも誰かが見守ってくれている。そういう環境は実際には自分の家ではないけれど、間違いなく、「私の居場所」と言えます。
そういう「私の居場所」を提供することで少しずつ気持ちも前向きになっていき、孤独感が薄れていくと思います。
今日も沢山の職員が「縁の下の力持ち」として、その1人ひとりの「私の居場所」が居心地の良い場所になるように頑張っています。
支援相談員 西 政子