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介護老人保健施設 サンセリテのがた 指定居宅介護支援事業所

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/12/04)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

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居宅介護支援事業所サンセリテのがた

TEL: 099-471-0088

担当:(居宅介護支援専門員)梶ヶ山 重信 坂本 谷口

協力機関:医療法人玲心会


かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/10/27)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

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担当者:(居宅介護支援専門員)梶ヶ山 重信 坂本 谷口

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
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かすみ草だより(9月)(2017/10/04)

かすみ草家族の会

今回は久々の開催でしたが4名の方が参加されました。

<参加者のお声>
「ここに来れば、自分だけじゃないので頑張ろう!!と思える」
「介護はそれぞれだと思うが、私の場合は相手と意思の疎通がとれないので日々のことにイライラする」
「ショートスティを利用してもらいたいが、本人が周囲の人に気を使うため、利用したがらない」
「1年前は認知症状があり幻視なども見られて大変だった。今は落ち着いている。家ではできるだけ本人ができることは本人にさせるようにしている。やってあげると結局本人も自分(介護者)も困るので、生活リハビリとしてやってもらっている」
色々なお話が聞けました。

1時間ほどの集いでしたが、参加者のみなさまから「毎月楽しみにしています」とのお言葉をいただき喜んで帰られました。改めて開催して良かったと思いました。

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/05/10)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
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担当者:梶ヶ山 重信 坂本 谷口 伊藤(居宅介護支援専門員)

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/04/04)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/03/09)

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/02/06)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
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大崎町地域包括支援センター

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

かすみ草だより(12月)(2017/01/16)

かすみ草お食事会

なかなか外食に行く機会もなく、毎年12月に開催する「お食事会」を楽しみにされている方も いらっしゃいます。短い時間ではありましたが、介護の事を忘れ楽しい時間を過ごされていました。

本年も毎月かすみ草の集いを開催します。

現在介護をされている方、介護を経験されてきた方、又介護の事を知りたい方など どなたでも大歓迎です。お気軽にご参加ください。お待ちしています。

かすみ草

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2017/01/12)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

日にちが変更になる場合がございます。その際はご了承ください

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

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介護老人保健施設サンセリテのがた

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担当者:重信 坂本 谷口 梶ヶ山 伊藤(居宅介護支援専門員)

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大崎町地域包括支援センター


かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2016/12/08)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

会食の準備の都合上、参加される方は14日(水)までにご連絡ください。尚ご不明な点は,下記までお問い合わせください。

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

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介護老人保健施設サンセリテのがた

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担当者:重信 坂本 谷口 梶ヶ山 伊藤(居宅介護支援専門員)

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2016/11/17)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

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介護老人保健施設サンセリテのがた

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担当者:重信 坂本 谷口 梶ヶ山 伊藤

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2016/10/13)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

※今後のかすみ草の集いの予定日:11/18(金)・12/15(木)・1/20(金)です。

ご参加お待ちしています。

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担当者:重信 坂本 梶ヶ山 谷口

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大崎町地域包括支援センター


第74回”かすみ草のつどい” 便り(平成28年7月)(2016/09/12)

かすみ草の集い かすみ草の集い
悩みがあると皆さんが真剣に聞いて
アドバイスしてくださいます。
日々の介護の苦悩なども話せる場
となりました。

今回は4名の方が参加され、日々の介護経験をお話しされました。

10年間の夫の介護を終えた方からのお話

「無我夢中でやってきたけれど、介護をしなくなってから、介護の大変さをあらためて思い知りました。『我ながら最後まで本当によくやったなぁ』と思います。介護していた時は、どんなに忙しくても、きっちりと食事を食べていたけど、一人になってからは、食事をきちんと食べないこともある。」介護の辛さや苦悩からは解放されたけれど、心の支えがなくなった寂しさはひとしおとお話されました。

現在介護をされている方は

「夫が亡くなり一人になったらどうなるのだろうと考えると不安になる。介護は大変だけど、今は傍に居てくれるから、安心できるし夜も寂しくない。」とのこと。「いつかは一人になる」という思いは心の中にしまって、「いつも気持ちを新たに頑張っていこう」と前向きに介護を捉えている様子でした。

かすみ草のつどいでは、いつも、介護者の皆さんがそれぞれ、大変な状況の中で懸命に介護されているんだと知らされます。この会を通して、介護者の方々の心と身体が少しでも癒され、元気になって貰えれば有難いなと思っています。

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担当者:重信 坂本 梶ヶ山 谷口

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2016/09/06)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内
かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

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かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内(2016/08/03)

かすみ草の集い(介護者の集い)開催のご案内

今後のかすみ草の集いの予定日:9/15(木)・10/21(木)・10/20(木)です。

ご参加お待ちしています。

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介護老人保健施設サンセリテのがた

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大崎町地域包括支援センター


居宅介護支援事業所~介護者の集いの案内(2014.07)

6月の会の中でお話してくださった内容の一部を紹介いたします。

  1. デイ利用日だが、なかなか起きないので「デイに行かないのなら電話をする」と言うと(デイを楽しみにしているので)起きて準備を始める。
  2. 娘が介護者だと当たり前、嫁だと少し距離を置く。娘には何でも言えるので、本当はありがたい話。親を見るのは当たり前という教育を受けてきた世代なので、介護者に辛くあたるし、ありがとうと言わない。親は娘に「あれしろ、これしろ」と言われたくない。よかれと思って娘がアドバイスしても親は悪く受け取ってしまう。

今回、初参加の方がおられて、初めは緊張した面持ちでしたが、共感してくださる介護者の方々に触れて、少しずつ表情も豊かになり、自身の思いを語られました。会終了後も話が尽きず、駐車場でも会話されている姿を目にして、改めて「介護をする者同士だからこそ、心底分かり合えるんだろうな」と感じました。

介護者のみなさん!自分らしさにあふれる介護をかすみ草の集いで作り上げていきましょう。

居宅介護支援事業所~介護者の集いの案内(2014.06)

かすみ草の集いは今回で49回目の開催となります。いつも笑いあり涙ありの集いになっています。

前回の集いでは、妻、娘、息子、嫁のそれぞれの立場から、介護についての悩みや不安などが挙がりました。

あるご家族から、「いろんなケースの介護があり個々の大変さがある。自分だけが大変だと思っていたが、 他にも大変な人はたくさんいる。頑張らないといけないと思った。」さらに別のご家族からは、「母親の介 護をしている事で、こうやって皆さんと出会うことが出来た。介護していなかったら出会えていなかっ た・・。」等の声が聴かれました。

あらためて、この介護者の集いを開催する大切さ、必要さを実感した日でした。

コラム【居宅の小路】(2010.11)

介護支援専門員の役割とは

「介護保険の目的に沿って、自立した生活を継続すること、また、要介護状態の軽減または悪化の予防に資することをめざして、適切な医療保険サービスおよび福祉サービスが総合的かつ効率的に提供されるよう、利用者を支援すること」とあります。

「利用者を支援する」と言っても、いろいろな意味が含まれていて、「その人に必要な支援とは何か?」を関わりの中から感知していく必要があります。

本人の力、家族の力、コミュニティの力等々を把握して、それぞれが自分の力を発揮出来るように、環境を調整していきます。「自立」「自律」を支援するということは、本人だけでなく、家族、コミュニティをも支援するということになります。今後介護保険では、地域における支援に重点が置かれるため、在宅生活の継続において、家族への負担がさらに重くのしかかっていきます。「介護支援専門員の役割」として、本人、家族を支援するだけでは、在宅介護を継続することが困難となるため、今後の活動目標として、地域包括支援センター、地域(民生委員)、行政、主治医、各サービス担当者と、今以上に連携体制の充実を図り、確固たるネットワークを築いていかなければならないと思います。(西)


コラム【居宅の小路】(2010.09)

【二人の会話】

介護の仕事を始めて、10年以上が経とうとしている。10年前、一緒に手をつないで歩いていたNさん。軽度の認知症が見られたが、いろんな人との交わりを好み、楽しい会話は尽きることがなかった。あれから、10年という長い歳月をゆっくりと積み重ね、Nさんは今、一日の大半をベッドの上で過ごされている。認知症も進行し、食事も口から食べることが困難になってしまい、今では胃からチューブを通して栄養を摂っている。自分の思いを言葉で相手に伝えることも困難になってしまった。

ある日、私はNさんの手をギュウっと握りしめて、昔のことなどを話し始めた。6年前なら、返事も返ってきていたが、Nさんの言葉は返ってこなかった。でも、何か言いたそうな表情をして、口をむぎゅうっとしている。言葉にならない言葉で私に向かってNさんが話をしてくれている(良かった、分かってくれている)私は嬉しくて、もう一度手を強く握り返した。

「今年の夏も暑かったね」なんて、また、二人で話をしよう。

幸せな時間を共有できることに感謝して。 (西)


コラム【居宅の小路】(2010.06)

【カレーが好き】

いつも口数の少ないK夫さん。じっと目をつぶり自分から話すことも笑うこともほとんどない。食事を摂ることを忘れてしまうので何か解決方法はないかと、好きな食べ物を聞いてみた。「煮物とか魚とか好きですか?」すると、「いいやカレーが好き。煮物も魚もあまり好きじゃない。肉の方がいい。」そう答えながらニッコリと微笑んだ(笑)

『そうか。お年寄りの皆さんの食べ物の嗜好がみんな同じなわけないよね!!』当たり前のことに気付かされた。K夫さんごめんなさい。(反省)

「カレーが好き」と言いながら微笑んだK夫さん。私が勝手に作っていたこれまでのK夫さんのイメージが崩れた瞬間であった。勝手にイメージなんか作ってはいけない・・・!(大反省)

これからも、K夫さんの「○○が好き」をたくさん発掘して、私の中のK夫さんのイメージをどんどん変えていこう。K夫さんの未知の部分を知ることで、K夫さんに提供すべき本当の介護が見つかるはず。

笑顔はいろんなところへ連鎖して、家族、介護事業者、ご近所、友人、さらには周りにいる別の介護者たちにまで広がって、みんなを「ほんわか」とした、何とも言えない幸せな気持ちにさせてくれる。

さあ今度の訪問では何を聞こうかな。楽しみである。(西)


コラム【居宅の小路】(2010.05)

「命とは・・・」

多臓器不全で入退院を繰り返しているKさんが、また入院しなくちゃいけない状態となった。

「たいしたことないんだから、家に帰してくれ!」

入院生活はKさんにとってただ退屈なだけ。そんな調子でいつも治療を投げ出してしまう。

私はKさんにある言葉を伝えたいと思っている。でも「私如きが」とためらい続けて、ずっと言い出せずに飲み込んでいる。

「命とは儚いもの だから
早くお迎えが来ればいいのになんて言わないで
命とは儚いもの だから
もっと大切に扱ってください」と。

でも今回のKさんは、いつもとちょっと違っている。

「もう少し様子をみるか」と自ら入院を望んだ。

意外な言葉だった。少し戸惑いを感じた。いつもと違う、なんだか弱気の発言だったことが気がかりではあるけど、やっと家族や周り人の思いを感じて、受け止めてくれたのだろうと思うことにする。

家族から出るため息の数が減ったような気がする。そしてKさんのため息の数も。(西)


コラム【居宅の小路】(2010.03)

「大変な介護」から「大変」が消えた。

K子さんの朝は早い。実の父親は、ほぼ寝たきりである。毎朝まだ明けきらぬうちから起きて仕事を始める。父親に朝ご飯を食べさせて、オムツを換える。そのたびに床ずれができていないか確認する。お昼のご飯を食べさせたら、少し時間を置いて、自宅でのリハビリを開始する。室内を一緒に歩いたり、関節が固まらないようにマッサージをしてほぐす。

介護をしながら、自分の仕事もして、そのうえ習い事もしている。まだまだ他にも趣味があって、自分の人生に意欲満々である。K子さんは「介護」に縛られてなんかいないのである。「介護だけの人生じゃ、長続きなんかしないかも。いろいろなことができる人生がなによりも楽しい。父親の介護もその中の一つだから辛くない。」と笑顔で語るK子さんには介護に疲れた様子など全く感じられない。

親孝行の形は様々ではあるが、産んでもらったお返しを、父親の人生の最終章に、娘として悔いの無いように、きっちりやり遂げようとする姿に頭が下がる思いがした。 (西)


コラム【居宅の小路】(2010.02)

それぞれの『わたし目線』

私は日曜日の朝、いつも決まった時間に起きるわけではない。起きたい時に起きて、準備しておいたパンと、その日飲みたい物を飲む。大人じゃないので、いつもコーヒーとはいかない。気分で飲み物は変わってくる。

さて、私がこのまま年寄りになって、施設にでも入ったら、一体、どうなるのだろう?「西さ~ん、ご飯ですよ~。」と朝の7時半に優しい声の介護員さんに起こされても、私は非常に困ってしまう。(だって、まだ眠いんだもの・・)

せめて、日曜日だけは、ゆっくり寝かせておいてほしい。出来れば朝はパンにしてほしいし、飲み物も5種類位の中から選べるようにしてほしい。(それ以上の贅沢は我慢するので・・・)

施設生活のこと、自分が入所することを前提に考えると、不思議にいろいろ(希望が)頭に浮かんでくるものである。出来れば我慢はしないで、最後まで自分らしくいられるような施設に入りたいと思う。(西)


コラム【居宅の小路】(2010.01)

「わたしたちのお仕事・利用者との距離について」

『近すぎては駄目』

目の前の利用者を支援しているのは、たくさんの人たちであって、わたし一人が頑張っている訳ではない。驕ることなく、いつも真摯な気持ちでいるように努めたい。

『離れすぎては駄目』

周りに頼り過ぎて、本来の自分の仕事をおろそかにしていないだろうか。大切な利用者の真の訴えにちゃんと耳を傾けているだろうか。

その人はどんな暮らしを望んでいるのだろう。家族や周りの支援はその人にどう響いているのだろう。

思いやりといたわりの気持ちを忘れずに、今年も心の声に耳を傾けてやっていこう。(西)


コラム【居宅の小路】(2010.01)

『笑顔でいることの大切さ』

K子さんは病気で寝たきりになってしまった夫の介護を自宅で続けている。訪問すると、いつも、笑顔で迎えてくれ、夫の介護についてK子さん流のやり方を説明してくれる。

「介護の基本はね、笑顔なのよ、自分が笑顔で介護することで自然と心からいやな気持ちはなくなるの」と。

K子さんの笑顔で夫の気持ちは癒され、かならず元気になる。

笑顔はいろんなところへ連鎖して、家族、介護事業者、ご近所、友人、さらには周りにいる別の介護者たちにまで広がって、みんなを「ほんわか」とした、何とも言えない幸せな気持ちにさせてくれる。

K子さん宅の訪問を終え帰路に着くたびに、私はたくさんのパワーをもらっていることに気付く。そしていつも「こんな仕事をしなくちゃ!」と思うのである。


コラム【居宅の小路】(2009.11)

「夜はぐっすり眠れていますか?」訪問する時に私は必ず聞くようにしている。「考え事がふっと浮かんで、眠れなくなるのよね、考えても仕方がないんだけど。」と笑って応えてくれたのは、来年、100歳を迎えるMさん。

寝込んでは大変と、シルバーカーを押して家の前を行ったり来たりと歩行訓練にも余念がない。

必要な介護は勿論、受けてはいるが、自分の人生を最後まで前向きに生きようとする姿勢には頭が下がる。

「人はいったい、いくつになるまで努力しなければならないのだろうか?」という問いかけも、Mさんにしてみれば愚問であろう。むしろ、最後まで努力できることを誇らしく思わなければならないとMさんの姿勢から学ぶことができた。一生勉強、一生努力。(西)


コラム【居宅の小路】(2009.10)

『遠い記憶』・・・「もう、勝手に私の物に触らないでー」「いいからほっといてちょうだい」認知症になってもプライドだけはしっかりと残っていた。家の中には入れてもらえず、体中、便だらけでものすごいニオイを放っていた。

あれから半年・・・ヘルパーさんが準備してくれたお風呂に気持ち良さそうに入っているHさん。「いい湯だな~♪あははん」と今にも歌いだしそう。思い出してくれたかな・・・お風呂ってとっても気持ち良いんだってこと。(西)


コラム【居宅の小路】(2009.09)

朝夕、日毎に涼しくなり、美しい虫の音に耳を傾けながら、眠りにつく今日この頃。お年寄りにとっても猛暑だったこの夏も、残すところ後わずか。クーラーと扇風機のない家に暮らすYさんは、家中の窓という窓を全て開けて、風を通しやすくしている。健康にも気遣い、水分はしっかりと摂って、脱水を起こすこともなかった。現代人と違って、自然と溶け合って暮らしているように思えた。「暮らす」とはこういうことなんだと気付かされた。(西)


コラム【居宅の小路】(2009.08)

89歳のSさんは、日中、ほとんどの時間を布団の中で過している。「寝てばかりでは、身体がきつくないですか?」(普通に考えるときついはず・・・)

「皆さんそうおっしゃいますが、寝ているのも楽しいですよ。良く夢をみるのですが、実際に行けないようないろいろな所にも行けるし、友達とも会える。美味しい物も食べられる。たまに怖い夢や嫌な夢もあるけど目が覚めてから、よかったー、夢でと、安心する。寝たきりもいいですよ。」この会話に家族も「あー・・・。」そういえば良く夜中に大声で笑ったり、「待ってぇー」と叫んだり、空中から物を取り出し口に運んでみたり。『介護者の一言』「出来れば昼間にたくさん夢をみてほしいですね夜中でなくて。」


コラム【居宅の小路】(2009.07)

今年81歳になったNさんは夫と二人暮らしである。認知症にてご飯を食べたことも忘れてしまう。Nさんの寝室は玄関から入って台所の奥にある。昼間はテレビを見たり昼寝をしたりとのんびり過しているが、思い出したように衣類の整理を始めることがある。夏物と冬物を入れ替えなくちゃとせっせと働くNさんの表情はいきいきしている。これまで、そうしてきたようにNさんの時間がゆっくりと流れていく。認知症になっても変わらなかったのは、夫の惜しみない愛情であった。食事の準備ができると「おーい、出来たぞ。」と妻を呼ぶ。薪でお風呂を沸かしては「今から、風呂に入れてやるんだ。」と照れくさそうに教えてくれる。いつもと変わらない暮らし、これまでそうしてきたように、これからもゆっくりとした時間が二人を包み込んでいく。


◆スタッフコメント

認知症になったからといって、愛情が冷めてしまうわけではないんですね。いつもうらやましいなーと思って見ています。(西)