医療法人玲心会

はるびゅうクリニック ひろば

熱中症予防しましょう。

投稿日:2018-06-20

5月26日、昨年より11日早く九州南部が梅雨入りしました。皆さん体調を崩してはいませんか?

梅雨が明ければいよいよ夏。気温上昇が著しくなり、夏バテや熱中症が多くなります。

熱中症は症状が深刻な場合、命にかかわることもあります。熱中症のことを知って、正しい知識で予防と対策を心がけましょう。

<予防のための心得>
  1. 暑さを避けましょう。
    屋内でも熱中症にかかります。エアコンや扇風機を使用したり、すだれや斜光カーテンで直射日光を防ぎましょう。(エアコンの使用を我慢せずに、適切に利用しましょう)
    屋外では、日傘をさしたり帽子をかぶったり、日蔭を歩いたりしましょう。
  2. こまめに水分補給しましょう。
    こまめに水分補給をしましょう。たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや水だけでは電解質(塩分など)が失われるので、塩飴などによる補給が必要です。ただし、アルコールは尿量を増やし、体内の水分を排出してしまうため水分補給には適していません。
  3. 服装に気を付けましょう。
    黒い服は熱を吸収しやすいので、屋外ではなるべく黒色の服は避けましょう。
    出ていくように通気をしましょう。

大崎町野方は山あいに田畑が広がる田園地帯です。農業、畜産に従事する方が多く、仕事の場所は、炎天下やビニールハウス、飼育舎など、厳しい作業環境も多く存在します。それゆえに、夏場の熱中症や脱水症にはみなさんとても気をつけておられ、長年の就労と経験から、予防に配慮した作業方法を実践されています。

強い陽射しや高温多湿下での作業を避けるため、早朝と日没前に2-3時間ずつ作業して、日中は涼しい場所での作業や休息をとります。自宅にエアコンがないお宅もあり、日中の暑い時間には納涼を兼ねてパチンコ屋さんに行かれる方もいます。これは暑さ対策として良い方法だと思います。そして規則正しい食事と早めの就寝で体力の維持に努め、毎日の過酷な作業をこなしておられます。それでも、体調を崩し、ときには熱中症にかかり外来を受診されます。また熱中症は陽射しの強い屋外だけではなく、自宅内でいつも通りに過ごしていても発症します。高齢の方は特に注意が必要です。高温多湿の環境に十分注意しましょう。

慣れた仕事で、いつもと変わらない場所、いつもと同じ作業内容であっても、夏季は体調管理、体温調整や水分摂取などに細心の注意を払いましょう。

夏バテ、熱中症、脱水症は上手に予防対処して、楽しい夏を過ごしましょう。

-はるびゅうクリニック, ひろば

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