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訪問看護ステーション

広場

足浴のすすめ(2018/11/01)

足浴

秋の気配も深まり、朝夕の冷え込みを感じる季節となりました。

この季節は指先や足先が冷たくて・・・と感じている方も多いのではないでしょうか?

当施設には足湯があり、手軽にプチ温泉気分を楽しむことができます。身体もぽかぽか温まり、利用者の方にもとても好評です。

今回は在宅での「足のケア」として気軽に出来る‘足浴’を紹介します。特に寝たきりの方や毎日の入浴が困難な方にお勧めです。

足浴で期待される効果 準備するもの
・足の清潔が保てる。
・全身が温まる。
・皮膚のトラブルが改善する。
・睡眠が促進される。
・リラックス効果が得られる。など
・大きめの洗い桶
・38℃〜40℃のお湯
・掛け湯 ガーゼ・タオル
・泡ソープ(石鹸)保湿剤
・ビニール風呂敷
足浴の方法
1・ビニール風呂敷を敷きます。
2・お湯の温度を確認してから桶にお湯を入れます。
3・ゆっくり足首まで入れます。
4・泡ソープを使って指の間や土踏まず、かかとをガーゼで優しく洗います。
5・掛け湯で石鹸を洗い流します。
6・タオルでしっかりと水分を拭き取り、保湿剤を塗ります。

※特に高齢者では、視力低下や足先まで手が届かないなどのため、足の指や皮膚の異常に気付いた時には既に悪化していたなどのケースがあります。足浴で足の状態を観察することがポイントとなります。入浴できない方には手浴もおすすめです。


訪問看護ステーション協議会教育研修会に参加しました。(2018/01/22)

12月9日「医師と訪問看護師の連携 医師の立場から〜」のシンポジウムが開催され、肝属郡医師会立病院 副院長 西田卓爾先生・長島町国民健康保険平尾診療所 院長 三角芳文先生の講演がありました。

訪問看護とは、病気や障害を持った人が住み慣れた我が家で、不安の少ない療養生活が送れる様に、医師の指示に基づいて看護師等が自宅に訪問して支援する制度です。

講演では「訪問看護師が介入していることで早期の異常発見や在宅での医療的処置が可能となる。また不在や自院での急患対応のため急な訪問が困難なマンパワー不足の在宅医師にとって、24時間対応可能な訪問看護との連携は在宅医療を行う上で不可欠である」とあり、訪問看護の役割や重要性を再確認することが出来ました。

講演の中で、「患者・家族の代弁者になってほしい!」という言葉が強く印象に残りました。医師には言いづらい些細な不満や小さな希望でも、常日頃から本人・家族と話をする機会の多い訪問看護師には話せることも多くあります。訪問看護師が本人・家族の代弁者となり、安心して在宅療養が受けられる様に支援していく必要性があると感じました。

今回の研修会を通して医療的技術の向上・観察力・判断力を身につけることはもちろんですが、いかに信頼関係を築き、コミュニケーションを図る事が大切なのか再確認しました。どの患者様も訪問すると、ホッとした表情で「来てくれたね、ありがとう、又きてね」等の言葉をかけて下さいます。その思いに真摯に向き合い、これからも利用者様の在宅療養が安全に、そして安心して送れますように、関係機関との連携と情報共有に努め、より良いチームケアの提供を目指していきます。

〜まごころの花束をそえて〜



訪問看護ってなあに?(Vol.3)(2012/12/18)

訪問看護は、介護保険・医療保険のいずれかで利用することができます。

訪問看護サービスを受けるには、かかりつけ医の「訪問看護指示書」が必要です。

訪問看護サービスを受けるまでの流れ
介護保険による訪問看護サービス利用の要否は年齢や病名によっても異なります。
介護保険で訪問看護サービスを受けるには要介護・要支援認定が必要です。
介護保険をご利用になる場合は、まずお住まいの市町村に申請して介護認定を受けます。
要支援・要介護が認定されればケアマネージャーがサービスを調整してくれます。

訪問看護ってなあに?(Vol.2)(2011/06/03)

訪問看護サービスの内容について 訪問看護ってどんなことしてくれるの?
病状の観察や健康状態の管理と看護

バイタルサイン(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度・呼吸状態など)をチェックし、専門的な視点で異常の早期発見・早期対応を行います。重症化を予防するために適切なアドバイスを行うとともに必要に応じて主治医と連携を図り、看護師は主治医の指示の下に看護を行っていきます。また高血圧症や糖尿病などの慢性疾患の管理を行い、病状安定が図れるよう支援していきます。訪問看護師が常に主治医と連携を図り、365日24時間体制で御本人・御家族を支援します。

医療処置(主治医の指示に基づく医療処置)

点滴静脈注射(持続点滴管理)、採血、インシュリン注射管理、経管栄養、胃瘻栄養管理、創部処置、在宅酸素療法管理、内服薬服用管理指導、膀胱留置カテーテル管理、人工呼吸器管理、人工肛門管理、人工膀胱管理、カテーテル管理、痰の吸引、在宅での看取り看護など

  • 褥創予防から創部処置
    褥創予防への介護指導・助言・褥創処置管理
  • 苦痛の緩和と看護
    症状を観察し、主治医や薬剤師と連携を図り、適切なケアを行います。
    がんの疼痛コントロールを医師・薬剤師・看護師が連携します。
  • リハビリテーション
    運動機能の回復・維持・低下予防・関節拘縮の予防などについて助言・実施
    理学療法士等と協力して支援します。(理学療法士による訪問リハビリ)
  • 精神的看護
    気分の落ち込みや精神状態を把握し気分転換やリラックス方法を指導・助言
  • 家族や介護者の支援
    安楽な介護指導・介護方法を助言・指導することで介護負担を軽減します。
  • 食事・水分・栄養管理
    栄養状態の管理・食事指導助言・脱水予防へのアドバイスなど栄養士と連携を図り、食事面の支援を行います。
  • 地域社会資源の活用
    地域包括支援センター・保健所・居宅介護支援事業所などと連携し保健・医療・福祉の制度の紹介や導入など連絡や調整を行います。
  • 認知症の方への看護
    認知症の症状を理解したうえで心身の健康観察を行い、医師と連携し服薬を調整したり周囲とのコミュニケーションがスムーズに行える様援助します。
  • ターミナルケア
    人生の最期を住み慣れた自宅で迎えたいという思いを叶えるために支援します。
    最期までその人らしい尊厳ある療養生活を送ることができるよう苦痛の緩和や看護 精神的な支援を行います。医師やヘルパーなどと連携し緊急時の対応や看取りに関わる支援を行います。

訪問看護ってなあに?(Vol.1)(2011/01/20)

訪問看護ってなあに?

「病気や障害があっても住み慣れた自宅で療養したい」「住み慣れた自宅で自分らしく最期まで過ごしたい」という願いが叶うなら、多くの方が在宅療養生活を希望されることでしょう。

20世紀後半以降、人々の多くは病院や施設で最期を迎えるようになりました。しかし近年、医学や技術の進歩に伴い、自宅でも高度な医療機器を設置し取り扱えるようになってきており、かつては病院でしか受けられなかった治療が家庭でも受けられるようになり、在宅療養に移行する人が増加しています。

在宅での療養生活を始める際には様々な不安が先立つことでしょう。「家に帰ってからどのように治療すればいいのかわからない」「急に症状が悪くなった時どうしたらいいの?」「独りだし家は狭いし家族に迷惑をかけてしまう」などたくさんの不安と心配を抱きます。

現在、病院と同じくらいのレベルと内容の治療を自宅で受けながら、在宅療養を受けている方が数多くいらっしゃいます。在宅療養を行うとき、とても重要な役割を果たしているのが「訪問看護」です。病院・施設と在宅の間の安心の架け橋となります。

このコーナーでは、「訪問看護」をより詳しく知ってもらうために‘訪問看護とは?’‘訪問看護を利用するまでの流れ’‘訪問看護のサービス内容’‘訪問看護ステーションの機能’‘ステーション選択のポイント’‘訪問看護師の役割’‘利用料金’‘在宅生活のワンポイントアドバイス’など、訪問看護に関する情報や、実際に訪問看護を利用された方々の事例を紹介していきます。

訪問看護とは?

看護師や理学療法士が、ご自宅を訪問し療養生活を送っている方の看護やリハビリを行なうサービスです。

ご本人ご家族の意向やライフスタイルを尊重して、QOL(生活の質)の向上に努めながら予防的支援から看取りまでを支えます。医師 薬剤師、理学療法士 ケアマネージャー栄養士など多職種と連携し、利用者の状況に応じた在宅サービスを取り入れていきます。

ご自宅での療養生活における心配、不安、悩みなど、さまざまな相談に応じ、療養生活がよりスムーズに行えるように支援するほか、心身の状態、治療状況、療養介護の状況、社会生活、療養環境などを総合的に判断して、必要かつ適切な看護を実施します。

訪問看護を受けられる人は?

病気や障害があり、在宅療養していく上で支援を必要とする方。

赤ちゃんからお年寄りまで、主治医(かかりつけ医)が訪問看護の必要を認めた全ての方が対象となります。

医療保険及び介護保険のいずれかで利用することができます。

訪問看護は誰が来てくれるの?

訪問看護ステーションの看護師が計画的に訪問します。

またリハビリを必要とする方には、理学療法士・作業療法士による訪問も出来ます。

次回は訪問看護サービスの内容についてお伝えします。


7月2日新しい利用者様とご家族の出会いがあった(2010/12/22)

季節の風景

N様(90歳)は入院を余儀なくされ、入院の初日から認知症状が悪化して、昼夜に付き添いが必要な状態でした。息子さんの腕を摘み離そうとせず、「家に帰りたい」を連発し、帰宅を切に願う父親の姿に苦渋の末、連れて帰ることを決意されました。病状は厳しかったものの、週3回の訪問看護を利用しながらの在宅生活が始まりました。

自宅では終日畳の上で過ごし、ご家族も驚くほどの和やかな表情を見せ、ご家族も心から安堵されました。点滴中も奥様に手を握られ、穏やかに過ごす日々が続き、「入院と在宅ではこんなに違うんですね」と、連れて帰ったことを喜びながら息子さんがつぶやかれました。

しかし、その1週間後に容態は急変し、N様は静かに旅立たれました。突然の愛する家族との永訣(わかれ)。その悲しさ、淋しさは大きく、ご家族の心痛は計り知れないものと推察されます。最期のお世話は、奥様とお嫁さん、そして中学生のお孫さんと一緒にさせていただきました。そのとき奥様が「看護師さん。家につれて帰って来ていて良かった。家で死ねて良かったよ。夕べはビールも飲んだんですよ。」と私の手を握り、涙を流しながら話してくださいました。ご家族は悲しみの中にも、自宅で最期を看取れたことに満足されていました。

わずか1週間しかお世話できませんでしたが、住み慣れた家の畳の上で、最後を迎えることができたことを、心から「良かったな」と思いました。最愛の家族の最期を在宅で迎えるということは、ご家族にとって、多くの苦労と不安を抱えることでもあります。しかし、在宅での介護、そして看取りは苦悩や悲しみだけではなく、達成感と充実感をも感じさせてくれて、いつまでも家族の記憶の中にとどまり、そして私たちの記憶の中にも残り続けることでしょう。

私たちはこれまでにも何人かの方々を、在宅で看取らさせていただきました。ときどきご遺族の方とお会いすることがありますが、みなさま口を揃えて、「あの時お家で過ごせて良かった。」とおっしゃいます。

N様のご家族もいずれ又お逢いする日があったら、同じように語られるのでしょうか。心からご冥福をお祈りいたします。


皆で支援(2010/07/27)

季節の風景

皆で支援(きずな)

U様70歳(女性)。

難病を抱え、夫の介護のもとで在宅療養生活を送っており、日常を車いすで過ごされています。在宅支援として、訪問看護、入浴車による訪問入浴、訪問リハビリ、福祉用具サービスを利用されています。

家事のほとんどをご主人が行い、調理の時はU様も台所で食材の切り方や、調味料の指示をされます。ご主人から「こんたどげんして切っとよ、砂糖はどん位入るっとよ、醤油は・・・」と質問が絶えず、お二人の共同作業が続く毎日。U様は「うちの人も楽しそうだよ」と嬉しそうに話し、台所でのお二人の光景が眼に浮かびます。

しかし時にU様の体調が悪化すると「どうして私だけこんな病気になったの。もう死んでしまいたい。」「お父さんも病気を持っているのに私の世話をしなくちゃいけないし、可哀そう。お父さんに申し訳ないから死んだ方がまし。」と涙されます。その度ごとにご主人は「お前が居らんようになったら、おやどげんすればよかとよ。お前が死んとやればおいもけ死ん。」と一喝。U様は「そうよね、私が死ねばお父さんは一人になって可哀想やね、おかずも作れんし。私が頑張らないかんね」と自分に言い聞かせるように話されます。御夫婦には、長年苦楽を共にして暮らしてこられたからこそ結ばれた、強い絆があることを感じさせられます。

在宅介護者にはご夫婦間で介護を行っている方がたくさんいらっしゃいます。

介護を受けている方には、いつも介護者に対して「迷惑をかけて申し訳ない」という思いが強くあります。でも介護している方はみなさん「あたりまえ」と思って介護をされています。だってご夫婦なのですから。

私たち在宅介護サービス事業所は、被介護者のみならず介護者の心身の健康状態をも、ケアマネージャなど他のサービス事業所と協力して支援しています。

U様の口癖は「私は絶対に入院しないからね、お父さんには迷惑かけるけど、ずっと家にいたいの。あんたたちが来てくれるから大丈夫だよね。」と言われます。

病気への不安が大きく、緊急の訪問依頼や電話対応も多いのですが、これからも、共に泣いたり笑ったりしながら在宅生活が継続できるように、心を込めて24時間のサポートをさせていただきます。



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